仕事や留学などで海外に在住している日本人も多いです。
海外に在住している人も婚姻などで戸籍謄本が必要になることがあります。
そこで、少しでもお役にたてればと海外から戸籍を取得する方法をまとめてみました。
ご参考にしていただければと思います。
1.戸籍を請求できる親族へ頼む
戸籍が必要な人(以下、本人という)の戸籍を請求できるのは本人だけではありません。
本人の配偶者、直系尊属(親、祖父母など)、直系卑属(子、孫など)も特別な手続きなく本人の戸籍を請求できます。(参考:戸籍を請求できる人)
請求方法は役所の窓口でも郵送請求でもOKです。
日本国内にいらっしゃる戸籍を請求できる親族に頼んで戸籍を取得→海外へ送ってもらう、という方法で戸籍を入手できます。
※兄弟姉妹は原則NG。ただし本人と兄弟姉妹がともに独身で同じ戸籍に入っていれば、兄弟姉妹は自分の戸籍(全部事項証明書)を取得すれば漏れなく本人の内容も記載されています。
2.代理人に頼む
項目1.で記載した戸籍を請求できる親族が日本国内にいない、頼めないなどご事情がある場合。
委任状を書いて日本国内にいる友人や知人に頼む方法があります。
この場合、役所によっては郵送請求はNGのところもあります。
委任状の様式、必要書類も本籍地のある役所によって異なります。
3.海外から郵送請求する
項目1.2.のように誰かに頼むのではなく、本籍地のある役所へ直接郵送請求することも可能です。
戸籍の料金は国際郵便為替等で支払うのが一般的ですが、他の方法を取っている役所もあります。
また、必要書類もパスポート、公的証明書など異なります。
また、役所によっては住民票が日本国内にある場合は海外の住所地へ戸籍の郵送はNG、といったところもあるので注意が必要です。
本籍地の役所HPを必ず確認するようにしましょう。
4.まとめ
簡単にではありますが、海外在住の人が戸籍を取得する方法を記載しました。
役所HPには海外からの戸籍請求方法について記載されているところも多いです。
また、時差などを考慮し、お問合せフォームやメールアドレスを設置されているところもあります。
どの方法で戸籍を取得するにしても、役所によって取り扱いや必要書類が異なります。
必ず本籍地のある役所HPをご確認するようにしてください。